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曳舟十三橋交差点をバックに微笑む社長、西方 拓の写真

「確かな安心」は

積極的な人生の力に

なると信じています!

代表取締役社長 西方 拓
自社オフィス内で笑顔で指示を出す社長の写真

保険屋が嫌いになった理由

社会に出て半年、あるOA機器販売会社で働いていた私は、営業成績も新人で5か月連続でトップになるなど順調に仕事をこなしていました。この会社にはセールスレディーと呼ばれる生命保険販売員が3~4名出入りしていて、昼食の時間帯と19時頃にきまって現れ、同僚にしつこい勧誘行為をしていくのが日常でした。私の断り文句は「実家で父が保険屋やってますから」で、大抵はこれで退散していきます。が…この日はそうもいきませんでした。上司に呼ばれ「お前、この人から生命保険入ってやれ」という一言で入れさせられたのです。
 断れない状況を作るとは…ヒドイと思いませんか?結局「月1万5千円位払えるだろ?」と上司に言われ、内容も良くわからないまま契約させられました。私は保険屋が大嫌いになりました。2年後…私は新しい仕事を探していました。1年目に新人賞、2年目に社長賞をいただき、仕事は順調だったのですが、重いカバンを持っての1日100件飛込訪問などのハードな仕事で、持病の腰痛(ヘルニア)が再発し辞める事に。特にやりたい仕事があった訳ではないので、色々な業種の説明会や面接に顔を出しましたが「これだ!」というものがありませんでした。
 そんな中、保険代理店を経営している父親から一緒に仕事をしてみないか?との誘いが…。保険屋が嫌いでやりたくない事を伝えると「生命保険もやってるけど損害保険が中心だから問題ない」と。確かに損害保険については悪いイメージもなかったし、なにより尊敬してる父親がやってる仕事に興味があり、挑戦してみる事にしました。

保険の考え方と売り方への疑問

 保険会社の社員として働きながら勉強する【後継者育成コース】で修行をする事に。保険の「ほ」の字もしらない私は、資格を取得する為に必死に勉強しました。が…この時期に商品や事故処理の知識より、もっと大切なものを学びました。それは「人は何故、保険に加入するのか?」です。
 多くの人が大切なお金を払って保険に加入しています。誰の為?何の為?どうして?と突き詰めて考えていくと「守りたいものがあるから」にたどり着くんです。

笑顔で電話を受けている社長の写真
自社の外観をバックに、アキンボーポーズの社長の写真

高い壁…そして初契約!

例えば、お父さんが生命保険を掛けるのは、死んだ後の家族の生活を守る為。自動車保険を掛けるのも、相手にお金を払って貧乏になったら家族を守れないから。法人で保険を掛けるのも、会社や従業員を守る為。全ては「大切なものを守りたい」⇒「愛情」に繋がっているんです。それに気がついたら、保険が好きになりました。 大切なものを守る為に必要不可欠な保険。
 そんな素晴らしい商品であるにも関わらず、私は何故保険が嫌いだったのでしょう?そうなんです。保険そのものが嫌いだったのではなく「売り方」が嫌いだったのです。そこで自分自身に「売り方」に関して1つルールを設けました。それは「自己都合の売り込みはしない」という事。成績を考えて営業サイドの都合で保険を押し売りするような「販売する立場でしか考えない」保険営業だけは絶対にしない(最近では、保険ショップにおいてお客様にとっていい商品ではなく、自社にとって手数料がいい商品を販売していた事が問題になりましたが…)。
 常に「お客様の立場で考え」保険が必要な人に本当に必要な保険を販売する営業スタイルを貫こうと決めました。実際に営業をしてみてすぐに分かった事があります。それは、自分が思っていた以上に保険屋は歓迎されないこと。OA機器販売会社で結果を出していたので、営業には自信がありましたが、それは数日でいとも簡単に音を立てて崩れました。私自身が経験したように「売り方」で嫌な思いをされた方が多いのか、保険屋に良いイメージを持っている人は殆どいません。
話しを聞いたら「保険に入らされる…」と思われているのか、「もう保険は入っている」「これ以上必要無い」と話を聞かずに追い返されてしまいます。しかし、私のように内容も良く分からずに保険に加入している人がいるとしたなら、万が一の時に「大切なものを守ること」が出来ないかもしれない。
 それならば本当に必要な保険とは何か?正しい保険の考え方を一人でも多くの方に伝えなくては…と心が折れそうになる自分に言い聞かせ、営業活動を続けていました。(今だから言えますが、この時は数か月結果がでず、本当に辛くて、長いトンネルをいつ抜け出せるのか不安でたまりませんでした…)

空をバックに腕を組みながら前を見つめる社長の写真

想いを届ける

ついに初契約の日がやって来ました。最初の契約は原付バイクの任意保険と医療保険。緊張と嬉しさで、領収書を書く手が震えて上手く書けなかったのを覚えています。そして、お客様に「教えてくれてありがとう」と言われた時、自分の考える営業スタイルは間違ってない、このやり方を貫こうと改めて思いました。このお客様のご契約は今でもお預かりしてますし、私のよき理解者となって頂いています。Kさんありがとうございます。心から感謝。
 時は経ち、この仕事を初めて約3年がたったある日、法人の社長からこんな相談を受けました。「長男は一緒に仕事をしていて、将来会社を継がせる予定。長男には十分な事をしてあげる事ができた。しかし、次男とは仲が悪く疎遠になっている。私に万一があった場合、何もしてあげられなかった次男にある程度のお金を残してあげたい。」社長の寂しそうに笑う顔は今でもハッキリ覚えています。その後、内容について打ち合わせをして、次男を受取人とした生命保険のご契約をお預かりしました。

ラストラブレター

そのわずか半年後…奥様から社長が亡くなったと連絡を頂きました。クモ膜下出血だったそうです。奥様に次男と一緒に時間を作って下さるようお願いし、保険請求の手続きに。その際、次男に社長の「想い」を伝えました。「仲が悪い事を自分のせいだと気にかけていた事…。」「せめて少しのお金を残してあげたいと考えていた事…。」その事を全く知らなかった本人は、泣きながら「ありがとうございます」と何度も繰り返してました。伝えた私も一緒になって泣いていました。
 社長の想いを伝えた事により、次男のこれからの人生に大きな影響を与えたと感じました。もし、社長の想いを伝えずに、お金だけ振り込まれたとしたら…。次男の人生は全く違うものになっていたのではないでしょうか?この時に思いました。「保険はただお金を届けるものではない。そのお金に込められた想いも一緒に届けるもの」だと。
 想いがこもったお金は、遺された家族を、経済的にはもちろん、精神的にも支えてくれると信じています。後で知ったのですが、保険発祥の地イギリスでは、生命保険を「ラストラブレター」と呼ぶことがあるそうです。最愛の家族にあてた最後のギフト。生命保険の本質を上手く表現したピッタリの言葉ですね。
 保険業界に入ってからもうすぐ20年を迎えます。保険って素晴らしい商品ですよね。保険が大嫌いだった私ですが、今では保険が大好きです。私に万一があってもラストラブレターを責任もってお届け出来るよう、組織として仕組み作りをし、同じ志を持った仲間を集め、事業を拡大していきたいと思っています。これからも自分の信じる保険道を突っ走りますので、応援よろしくお願いします。最後までお読み頂き、ありがとうございました。

ホワイトボードに笑顔で文字を書く社長の写真

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