食品や光熱費などが値上がり物価高に歯止めが利かない状況が続いています。様々なモノやサービスの価格が値上げされ家計を直撃しており、弊社にもお客様から『家計の見直し相談』『固定費の削減相談』を数多く頂いております。
お客様の家計の見直し相談で大変ご好評を頂いているのが『住宅ローンの借り換え』と『太陽光の導入』です。
特に太陽光については、電気代の高騰や環境意識の高まりを背景に注目度が高まっています。
国や東京都は、太陽光発電の導入を積極的に推進しており、補助金や助成金制度を設けています。「いつかは…」と考えていた方も、今こそ設置のチャンスかもしれません!
今回のブログでは4つテーマに分けて、ファイナンシャルプランナーの視点で分かりやすく解説します。
目次
2024年に日銀がマイナス金利を解除し、翌年には政策金利が0.5%に。それに伴い、金融機関でも貸出金利の見直しが進み、変動型住宅ローンの金利も上昇傾向です。例えば1年前の0.4%台から現在では0.8%近くまで上昇して来ています。
変動型ローンはルール上、半年ごとの見直しで金利が上昇しても、月々の返済額は5年間変わりません。ただしその間、利息が増えて元金の減りが鈍くなるため、結果として総返済額が増加してしまいます。
例えば、2023年11月に金利0.4%で5,000万円を35年・元利均等返済で借りた場合、毎月の返済額は127,595円となります。仮にこの金利が2025年7月に0.8%へ上昇した場合でも、5年ルールにより返済額は127,595円のまま2028年10月まで据え置かれますが、返済額の内訳が次のように変化します。
このように、月々の返済額(赤枠)が変わらないにもかかわらず、利息は「15,999円⇒31,924円」に倍増しています。結果として元金の減りが遅くなることを解消するために、5年ルールを迎えるタイミングで返済額が増額されたり、将来的には返済期間の延長や繰上げ返済の必要性が出てくるなど、家計にじわじわと影響を与えます。
住宅ローンを利用している人の約7割が変動金利を選んでいるため、この金利上昇リスクに対して備えておくことが重要です。具体的な対策は以下の通りです。
【対策①】金利上昇に備えた家計改善
多くの金融機関では、住宅ローンの返済負担が急増しない様に「5年ルール」と「125%ルール」を2つの制度を適用しています。
5年ルール:毎月の返済額が5年間固定(6年目から見直し)される制度
125%ルール:金利見直し後の返済額は最大125%以内に抑えられる制度
例えば、月々の返済が10万円の場合、5年以内に最大で12.5万円まで上がる可能性があります。この差額である2.5万円を毎月貯蓄が出来る家計状況であれば、金利が上昇しても返済が滞る心配がありません。
【対策②】住宅ローンの繰り上げ返済を検討
金利が上昇した時に有効な対策として「繰り上げ返済」があります。繰り上げ返済には2つの方法があります。
期間短縮型:返済期間を短縮することで、総返済額を減らす方法
返済額軽減型:返済期間はそのままで、毎月の返済額を減らす方法
仮に『金利の上昇によって毎月の返済額が5,000円上がった。
しかし、出来れば毎月の返済額は変えたくない』方がいた場合。
返済額軽減型の繰り上げ返済を、毎月の返済額が5,000円分下がる程度おこなうことで、毎月の返済額を変えずにすみます。
【対策③】住宅ローンの借り換え検討
住宅ローンの借り換えを検討するのも一つの手です。借り換えには2つのパターンがあります
固定金利で借り換え:固定金利にすると月々の返済額は増えますが、将来の金利上昇に対する不安がなくなる。
変動金利で借り換え:ネット銀行を含めてより良い条件で借り換え。低い金利で月々の返済額が下がる可能性あり。
例えば、借り換え時に、団体信用生命(住宅ローン契約時に加入する生命保険。以下「団信」という)の保障内容が充実すれば、加入中の生命保険を削減できる可能性もあります。この様に金利面だけなく、団信の内容や、保証料や事務手数料、そして手間など、総合的に検討しましょう。
以上が3つの対策となります。もう1つの対策を付け加えるとしたら「専門家への相談」です。住宅ローンは保険と同じく「契約して終わり」ではなく、見直しが安心につながります。
見直しする際は市場の変化をしっかりと把握し、計画的な返済を続けるためにも、必要に応じて専門家(弊社など)に相談することが重要です。
さて、住宅ローンの見直し(金利上昇のリスクに備える)だけではなく、物価高対策の1つとして導入を検討したいのが「太陽光発電の設置」です。
政府は物価高対策として7月から3ヶ月のみ電気・ガス料金の補助を決めています。これによって標準的な家庭で月1,000円前後の負担が減る想定です。
しかし、これは一時的な補助である事や、今後も地政学的リスクからエネルギー価格の値下がりには期待が出来ない状態です。
この様な状況や以下のメリットからも太陽光発電の導入はおすすめです。
・電気代削減:自宅で発電した電気を使えば、電気代が大幅ダウン!
・売電収入:余った電気を電力会社に売って収入を得られる
・環境に優しい:CO2削減で地球にも地域にも貢献
太陽光の導入費用(概算)は屋根の形状や施工環境により前後しますが、太陽光のみで約100~200万円程度、太陽光+蓄電池で約200~400万円程度と言われております。
初期費用が心配でも、国・東京都・自治体それぞれで補助制度が整備されており、導入コストを大きく抑えることが可能です。
※2025年6月現在。用意されている予算などがなくなった場合は補助金が終了する場合もあります。
しかし、補助金は設置後に支払われますので、上記の導入費用は一旦ご負担いただく形になります。(補助金の支給時期は申請後数ヶ月~1年程度が一般的ですが、自治体や手続き状況により異なります。)
「購入費用を用意するのが難しい・・・」という方も、後述する住宅ローン借り換えと組み合わせれば、初期費用は実質ゼロ円になり、住宅ローンの返済額を減らす事が出来る可能性があります。
また、「補助金の申請は複雑そう…」と感じる方もご安心ください!申請サポートに対応した施工会社もあります。
弊社でも実際にお世話になった施工会社も補助金申請のサポートがあり、対応も丁寧で信頼できるパートナーです。
太陽光発電の導入にご興味のある方は、まずは弊社までお気軽にご連絡ください。
「太陽光発電を検討したいけど初期費用が用意できない・・・」とお悩みの方も、住宅ローンの借り換えを活用すれば、初期費用実質0円で太陽光発電を導入できる可能性があります!
それは、「リフォームをしたいけど資金がない」という方が使う仕組みを、太陽光発電の導入で利用する方法です。
リフォームや太陽光発電の資金を別途ローンで借りると、金利が2~4%と高めです。一方、住宅ローンの金利は0.8%前後(変動金利の場合)と低金利です。そこで、住宅ローン借り換え時に太陽光の導入費用を上乗せして借りることで、初期費用を実質0円にすることができます。
この手法は全ての人に適用されるのではなく、以下の条件に合致する方は借り換えのメリットがある可能性が高いのでオススメです。
①残債が1,000万円以上
②残期間が10年以上
③借換後の金利差が年1%以上
また、太陽光の初期費用が実質0円になるだけではなく、住宅ローンの借り換えによって返済額が減少する可能性もあるお得なプランです。
変動金利が上昇してくると活用が出来なくなるのでお早めに検討する事が大切です。
この様に住宅ローン借り換えをご自身で検討するのは知識も必要で何より時間と手間が掛かります。
弊社は、iYell株式会社が開始した事業に加盟し『住宅ローンの窓口』を開設しております。
住宅ローンの窓口では、専用システムにて全国の金融機関(ネット銀行含む)が取り
扱う住宅ローン商品を徹底比較し、皆様にマッチした住宅ローンをご案内いたします。
「うちはどうなるの?」と思った方はお気軽にご相談ください。セフティーが責任を
もって無料にてご対応させて頂きます。
物価高が長期化するいま、「支出を抑える守り」と「光熱費を生む攻め」 を同時に実現できるのが、住宅ローン借り換えと太陽光発電の組み合わせです。
もし物価高や家計についてお悩みの方がいればセフティーへお気軽にお問い合わせください。 プロのファイナンシャルプランナーが、お客さまの家計を“守りながら攻める”プランをご提案します。
※太陽光の業者紹介については地域を限定しております。
リモート対応であれば全国どこでも可能ですし、以下の地域においては直接ご訪問も承っております。
【訪問対応エリア】
東京都:葛飾区・足立区・荒川区・台東区・墨田区・江戸川区(23区全域対応可)
埼玉県:八潮市・草加市・三郷市
千葉県:松戸市・市川市・浦安市
家計の節約、固定費の削減、保険の見直し、住宅ローンの借り換え等はセフティーまでご相談ください。