皆様こんにちは!営業の福永です。
7月下旬から8月上旬の2週間で開催された東京オリンピックも大盛況の中閉幕しました!今回の大会で日本人は、金メダル27個含む58個のメダルを取得し史上最多のメダル取得数となりましたね。選手の皆さんの健闘を讃えつつ、現在開催しているパラリンピックに注目していきたいです!
<テレワークで起こる情報漏洩のリスク >
さて、突然ですが。あなたはカフェや公共の施設など、社外でパソコンを開き、仕事をした経験はありますか?
テレワークが一般的となった現在では、多くの方が社外でのパソコン業務を行った経験があるのではないでしょうか。東京都の調査によりますと都内企業(従業員30人以上)のテレワーク実施率は 63.6%となっており、 半分以上の割合で企業がテレワークを実地しているようです。弊社でもテレワークを取り入れております。
テレワークを行うメリットとしては、
・コスト削減
・離職率のカイゼン
・業務効率化のキッカケ
・感染症のリスク低減 などがあります。
しかし、メリットがある一方で情報漏洩の不安を感じる事もありますよね。2021年2月には、警視庁からテレワークをする人に向けて『サイバーセキュリティ対策』への注意喚起もありました。
<「情報漏洩」を防ぐためにテレワークで注意したい事 >
すごく基本的な事ですが、これを注意するだけで大きな効果があります。
最近はカフェなどで仕事をする方も多く見かけます。そこで「暗号化されていない無料Wi-Fi」を使うと、同じWi-Fiに接続した第三者に悪意がある場合、通信内容を盗み見される可能性があります。また、暗号化されている無料Wi-Fiでも、パスワードが公開されていれば、危険度は同じですね。もし外でインターネットを使いたいときはセキュリティ度が高い「モバイルWi-Fiルーター」を使用するのが良いそうです。
<踏み台攻撃の恐怖 >
【あなたはカフェで公共の無料Wi-Fiを使用してテレワーク業務をしていました。するとあなたの知らない間に無料Wi-Fiから何者(攻撃者)かが不正アクセスでPCに侵入し、その後いつでもPCにアクセスできるバックドアと呼ばれる裏口を作成。後日、攻撃者はそのPCを踏み台にして、インターネットを通じて取引先やお客様を攻撃、スパムメールなどを送信。数日後「あなたの会社からサイバー攻撃を受け顧客情報が流失したようだ」と重要取引先から連絡がありました…。】
これは踏み台攻撃という、最近増えているサイバー攻撃の一つです。もしこのような連絡が取引先からあった場合、まずは発生原因を特定するためにPCの調査が必要となります。これをフォレンジック調査というのですが、調査費用は(調査会社や調査規模によって異なる)PC1台につき100万前後掛かります。10台あれば1,000万にもなります。これらを会社が突然負担するとなると、財務的に見ても非常に大きな損失なのではないでしょうか。
<情報漏洩の損失と弊社が行っている対策 >
情報漏洩が発生すると、調査費用などのお金だけでなく、目に見えない損失も多く発生します。
■情報漏洩の損失
・顧客情報の不正利用
・社会的に企業のイメージダウンに繋がる
・取引の中止や高額な賠償請求の発生
・原因の調査
・刑事上の責任の発生 などが考えられます。
■セフティーが行っている対策
・パソコンのパスワード設定
・全パソコンにセキュリティソフトの導入
・ファイル共有ソフトの導入禁止
・公共回線(Wi-Fi)の使用禁止
・危険なWebサイトのフィルタリング
・USBポートのロック(記憶装置の使用禁止)
・メールの暗号化(添付ファイルパスワード)
・顧客情報を社外に持ち出す場合は記録をつけて管理
・週一回、顧客情報漏えい事故撲滅についての認識の共有
・顧客資料などの廃棄ルールの徹底
・顧客情報記載の書類などが入った鞄などは肌身離さず所持する
・サイバー保険の加入
こうすることで従業員の危機管理意識や顧客情報の管理能力を高めることが出来ますし、少しでもリスクを減らしていけば、会社もお客様も安心ですよね。しかし、どれだけ対策をしても十分という事はありません。皆様も改めて情報漏洩の対策を見直してみてはいかがでしょうか?
<参考 >
東京海上日動のサイバーセキュリティ情報発信ポータルサイトが優秀です。サイバーに関する様々な情報が集約されているのはもちろん、会員登録をすると無料で以下のサービスを受ける事ができます。
・サイバーセキュリティ簡易診断
・予想損失額シミュレーション
・標的型攻撃メール訓練
・従業員実践テキスト
弊社も登録して利用しています。是非、有効活用してみて下さい。
Tokio Cyber Port |サイバーセキュリティ情報発信ポータルサイト (tokiomarine-nichido.co.jp)
新型コロナの感染が拡大していますが、くれぐれも健康管理には気をつけて皆様お過ごし下さい!最後までお読みいただきありがとうございました。