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プルデンシャル生命の不祥事について【保険代理店の役割や価値とは?】

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プルデンシャル生命の不祥事について【保険代理店の役割や価値とは?】

近年、ビッグモーター問題やマネードクター問題など、金融・保険業界における不祥事が相次いで明るみに出ています。そして今回、新たに報じられたのが、プルデンシャル生命保険における大規模な不祥事です。被害に遭われたすべてのお客様に、保険業界に身を置く者として、心からお詫び申し上げます。

弊社はプルデンシャル生命の保険商品について取扱いをしておりませんが、同じ保険業界でお客様の大切な資産と信頼を裏切る行為があったことは大変遺憾であり、深く憤りを感じます。

本記事では、その概要を整理するとともに、私たち保険代理店が考えるべき責任、そして安心して相談していただくための弊社の取り組みについてお伝えします。

 

不祥事の概要

報道によると、プルデンシャル生命では、社員および元社員あわせて100人以上が、顧客約500人から総額約31億円にのぼる金銭を不適切に受け取っていたことが明らかになりました。

期間は1990年代から直近までとされ、極めて長期間にわたって行われていた点も、事態の深刻さを物語っています。

今回明らかになったのは、保険契約とは直接関係のない「投資話」や金銭のやり取りが、営業活動の延長線上で行われていたという実態です。

本来、人生(モノガタリ)を支えるはずの生命保険の相談の場で、顧客との信頼関係を利用する形で不適切な行為が行われていたことは、保険業界全体に重い課題を突きつけた出来事と言えます。

 

 

不祥事拡大の背景

今回の不祥事がここまで拡大した背景には、個人の資質やモラルだけでは説明できない、構造的な課題があったと考えられます。

「結果を出す人が評価される」という考え方自体は、決して否定されるものではありません。しかし、成果だけが重視され、行動の過程や顧客への向き合い方が十分に評価されない環境では、いずれ歪みが生じてしまいます。

信頼を前提とする金融・保険業界において、管理やチェックの目が十分に行き届かない状態が長期間続いていたことが、不祥事を拡大させた一因であったと言えるでしょう。

さらに、内部監査やコンプライアンス体制が、実効性のある形で機能していなかった可能性も指摘されています。

「長年続いていた慣習」や「誰も異を唱えられなかった空気」が、不適切な行為を見過ごしてしまう土壌となっていたのではないでしょうか。

 

 

不祥事から学ぶ保険相談での注意点

今回の不祥事を受け、保険をご検討されるお客さまご自身にも、ぜひ知っておいていただきたい3つのポイントがあります。

①「投資話」や「もうかる話」を持ち出す担当者には要注意

保険の相談の場で、「投資話」や「もうかる話」を持ち出す人には注意が必要です。

保険募集は本来、将来に備えるリスクへの向き合い方を軸に、万が一の際の保障内容を一緒に考えるものであり、個人的な投資案件や高い利益をうたう話を勧めることは、本来の保険募集行為とは明確に異なります。

一方で、生涯のライフプランを考えるうえで必要となる「投資(資産形成)の基本的な考え方」や、「NISA・iDeCoといった制度の仕組み」についての情報提供そのものは、決して避けるべきものではありません。

むしろ、住宅・教育・老後の「三大資金」を踏まえた将来設計を考える上で、こうした制度について正しく理解しておくことはとても重要です。

大切なのは、その説明が 以下の基準を守っているかどうか です。

  • 内容が制度説明や一般的な考え方のレベルにとどまっているか
  • 特定の商品や個人的な投資案件を勧められていないか
  • 金銭の預かりや直接的な投資行動を促されていないか

保険と資産形成は、人生設計を考えるうえで切り離せないテーマだからこそ、「正しい知識としての説明」と「行き過ぎた勧誘・不適切な投資話」をきちんと見分けることが重要だと言えます。

 

② 書面なしで進む根拠のない話は特に警戒する

次に注意が必要なのが、説明書類や正式な書面がないまま進められる勧誘です。

「今だけ」「特別に案内できる」「近々高金利の商品が出る」といった言葉から話が始まり、肝心の商品内容やリスク、手数料、契約条件などが書面で示されないまま判断を求められるケースは、特に警戒すべきです。

本来、保険商品は必ずパンフレット・見積書(設計書)・重要事項説明書(契約概要・注意喚起情報・契約のしおり)などの正式な書面をもとに説明されるべきものであり、「必ず増える」「元本割れしない」「高い利回りが確定している」といった表現が強調される場合には、なおさら慎重になる必要があります。

 

③不安があればその場で判断せず、第三者に確認する

少しでも「おかしいな」不審に感じた場合や、理解しきれない点が残る場合には、その場で即決や判断をしない事が最も大切です。

営業担当者を目の前にすると、どうしても断りにくいと思ってしまう方も多いかと存じますが、「大切なお金の話なので検討します」「家族や友人に相談して決めます」など、一旦距離を置くためのフレーズを用いてお断りしてください。

そのうえで、落ち着いた環境(営業がいない環境)で次のような第三者に確認するのが安心です。

  • 直接、保険会社(お客様相談室)へ問い合わせる
  • 営業担当が所属する代理店に確認する
  • 中立的な相談窓口で意見を聞く

直接保険会社や代理店、または第三者の相談窓口に確認することをためらわないでください。それはお客様ご自身の大切な資産と将来を守るための、正当な権利です。

 

 

弊社セフティーの取り組み

今回の問題は、決して「一部の不正な担当者だけの問題」として片付けられるものではありません。代理店や保険会社には、不正を起こさせない仕組みを整え、それを形だけでなく実際に機能させ続ける責任があります。

私たちは、コンプライアンスとは単にルールを守ることではないと考えています。

それは「この行動は本当にお客様のためになっているか」「自分の家族や友人。そして第三者に説明しても、胸を張れる判断か」を、日々自分自身に問い続ける姿勢そのものです。

セフティーが定める10個の行動指針の一つに【大切な人に誇れる仕事をしよう】というものがあります。判断に迷ったとき、大切な人の顔を思い浮かべ、「その人に誇れる仕事か」を自問自答する。私たちは、この基準を日々の業務判断の軸としています。

また、セフティーは顧客の利益を最優先に考え、40年以上にわたり地域のお客さまと向き合ってきました。

「何かあったときに、真っ先に相談していただける存在であり続けること」これこそが私たちの原点です。そして、この原点を組織として守り続けるために、セフティーでは次のような具体的な取り組みを行っています。

 

取り組み①:過度なノルマに依存しない営業体制

保険業界において、不正や無理な営業行為が生まれる最大の要因の一つは「過度なノルマ設定」や「成果のみに偏った報酬制度」にあると私たちは考えています。

「今月の数字」という強いプレッシャーの下では、本来お客様に寄り添うべき担当者の判断が鈍り、結果としてお客様の利益を損なう提案をしかねません。

ノルマ達成のために人を入れ替えたり、報酬を極端に変動させたりするような、従業員を疲弊させる経営環境は、必ずお客様へのサービスの質に跳ね返ってしまいます。

だからこそ、セフティーでは創業時から一貫して「過度なノルマ営業」を行っていません。

生命や財産を扱うという仕事の重みを考えれば、「数字ありき」の営業はお客様の信頼を裏切ることと同義だと考えているからです。

社員一人ひとりが心の余裕を持ち、落ち着いてお客様一人ひとりの人生(モノガタリ)と向き合うこと。納得いただけるまで誠実な説明を尽くせる環境を維持すること。

この「ノルマに縛られない体制」こそが、不正を未然に防ぎ、お客様に心からの安心をお届けするための、私たちの最も重要なこだわりです。

 

取り組み②:外部監査によるチェック体制

また、2023年からは、社内チェックにとどまらず、外部監査機関による監査を導入しました。

第三者の視点で業務の透明性や適正性を厳格に検証していただき、その結果として最上位のA評価を取得しています。仕組みが形骸化せず、実際に正しく機能しているかを継続的に確認し続けています。

 

取り組み③:お客様との約束(FD宣言)

フティーは、こうした姿勢を明確にするため「お客様への約束(FD宣言)」を公表しています。

すべての判断において「お客様本位」であることを自らに課し、迷いが生じた際に立ち返るべき指針としています。

 

 

まとめ:信頼を守るために

今回のプルデンシャル生命の不祥事は、私たち保険業界全体にとって、あらためて「何を最優先にすべきか」を問い直す出来事でした。

セフティーではこれからも“お客様の人生(モノガタリ)に寄り添う”という創業以来の想いを忘れず、誠実な説明と透明性のある業務を徹底してまいります。

信頼というものは、一朝一夕で築けるものではありません。そして残念ながら、たった一つの行為で失われてしまうこともあります。

だからこそ私たちは、日々の小さな積み重ねを大切にしながら、いつでも「安心して相談できる代理店」であり続けるための努力を怠りません。

保険に関することは、分かりづらいことや不安に感じることがあって当然です。もし何か気になる点や、少しでもモヤっとすることがあれば、どうぞ遠慮なくご相談ください。

皆さまの大切な将来を守るために、セフティーがしっかりとサポートいたします。

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