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ビッグモーター問題から学ぶ「中古車選びのポイント」と「車のサブスク」について

2023.09.27 最終更新日:2024.04.17

2023年9月19日に金融庁がビッグモーターの立ち入り検査に入りました。これは保険金不正請求に関する問題について保険代理店であるビッグモーターに金融庁が検査(経緯や実態について詳しく調べる)する事が目的です。

保険代理店としての役割や使命、そして弊社の想いについては、以下にて書いたので是非ご一読頂ければ幸いです。

 

さて、ビッグモーター問題は、保険代理店として適切な業務運営が出来ていなかった保険業法から見た問題だけではなく、中古車の買取や販売についても大きな問題があった疑惑が報道されています。

中古車販売と言えば一昔前は、事故歴や修正歴を偽る、メーターを巻き戻して偽装するなどが横行してた時代もありました。しかし、業界の努力や競争、そして技術の発展により、信頼を積み上げてきた業界かと存じます。

もちろんビックモーターの様な業者だけではなく、クリーンな事業者が大半を占めると思いますが、車を購入する側も一定の知識はあった方が安心です。

今回は中古車の購入をご検討されている方に「中古車選びのポイント」と、車を所有しない新たなカーライフとして人気を集めている「車のサブスク(カーリース)」についてご紹介します。

 

これだけは確認したい。中古車選びに大切な3つのチェックポイント!

中古車はインターネットで探すのが当たり前の時代になりました。メーカー、車種、色、欲しい車種などで検索して探すのが一般的です。

大事なのは、インターネットで見つけた車を実際に購入する「前」に確認するポイントです。走行距離、修正歴、事故歴などを確認するのはもちろんですが、以下3つのポイントについても、販売店に直接確認して認識齟齬や問題がない事を確認しましょう。 

 

1.支払総額を確認【2023年10月1日からの表示は「支払総額」に変更へ】

中古車の販売価格には「車両価格」と「支払総額」の2つがあります。(2023年9月現在)

購入者が実際に支払うのは「支払総額」ですが、中古車販売サイトやお店では「車両価格」で表示されている所もあり、安価な「車両価格」で表示して、商談時に整備や保証が上乗せされて「支払総額」が高くなる不適切な販売行為を行う業者もありました。

これらを是正するために、自動車公正競争規約・同施行規則が改正されて、中古車販売の価格表示が「支払総額」に統一(変更)されます。

支払総額は、車両価格にプラスして中古車を購入する際に必要な諸費用(税金、自賠責保険料、検査登録手続代行費用、車庫証明手続代行費用など)が含まれた金額となります。

但し、任意保険はもちろん法定費用(希望ナンバー申請費用、廃車など行う場合のリサイクル料金)や、本来購入者が行うべき手続きを販売店が代行する場合の費用などは、支払総額に含まれません。

2023年10月以降は支払総額が表示されることになりますが、販売店に必ず「車が実際に納車されて乗れるまでの総額」を確認する様にしましょう。

詳しくは以下のページをご覧ください。

中古車の販売価格の表示が、「支払総額」に変わります!! – 一般社団法人 自動車公正取引協議会
https://www.aftc.or.jp/contents/am/shiharai/index.html

 

2.法定整備の状況を確認【「法定整備」と「車検整備」の違いを認識する】

法定整備と車検整備は混同されがちですが、まったく異なります。ここでは、それぞれの違いを表形式でお伝えします。

項目法定整備車検整備(自動車検査登録制度)
定義車が安全に走行できる状態に保つための整備。車が道路交通法の技術基準を満たしているかを確認する検査および登録手続き。
目的車を安全に使用するための最低限のメンテナンスを行う。法的に道路を走行するための安全・環境基準の適格性を認定・維持する。
周期12ヶ月点検と24ヶ月点検の2種類。購入時や売却時、車検時にセットで行われることが多い。新車から3年後、それ以降は2年ごとに必須。
罰則未実施でも罰則なし。但し事業用は罰則あり。未実施だと罰則あり。
表示「法定整備済み」のステッカーやタグなどで示される場合がある。「車検証」が更新され、フロントガラスに「車検シール」が貼られる。
 

中古車購入時に車検有無を気にする方は多いと思いますが、法定整備の状況も含めて確認しましょう。実際に中古車販売では法定整備「付き」「なし」「別」と表記されています。それぞれの違いは以下のとおりです。

法定整備内容法定整備追加費用
付き納車までに法定整備の「12カ月点検」が実施されており、その整備費も含めた車両本体価格を表示している車両
納車までに法定整備の「12カ月点検」が実施されるが、その整備費は別となり、車両本体価格に含まれていない車両
なし納車までに法定整備の「12カ月点検」が実施しない車両。現状販売車両とも呼ばれる。

法定整備の状況はとても大切です。安心や安全にカーライフを楽しむためにも、法定整備「付き」か「別」の車両にする。または「別」だとしても必ず法定整備を自主的に受ける様にしましょう。

 

3.保証の内容や期間を確認【購入後に故障した際のトラブルを防ぐ】

新車を購入すると故障時のメーカー保証が付いています。では中古車の保証はどうなっているのでしょうか?

もちろん中古車にも保証が付いている車もありますが、保証なしの中古車もあるので注意が必要です。万が一故障した際にトラブルにならない様に保証内容や期間はしっかりとチェックしましょう。

まず、保証の種類ですが大きく4つに分けられます

メーカー保証新車購入から3年〜5年間適用される。中古車購入時にメーカー保証が残っていれば保証の継承が可能。(但し保証の継承手続きが必要)
メーカー系ディーラー保証ディーラーで中古車を購入する際に付帯される保証。
中古車販売店の保証中古車販売店が独自に設定している保証。保証内容が販売店によって異なる。
中古車検索サイトの保証中古車検索サイトが提供する保証。検索サイトによって異なることや、全てのお店や車が対象ではない場合もある。
※メーカーとはクルマを製造、販売している企業(トヨタやホンダ等)
※ディーラーとはメーカーと特約店契約を結んだ正規販売店

上記の保証種類どれに該当するのかを確認した上で、次に必要なのが保証内容の確認です。保証内容はくまなく確認するのが基本ですが、特に注意したい点は以下のとおりです。

  • 保証期間(どのぐらいの期間まで保証があるか?)
  • 走行距離(保証期間に関わらず、走行距離の制限はあるか?)
  • 対象箇所(保証の対象箇所はどこか?保証対象外はどこか?)
  • 修理費用(限度額や免責事項の確認)
  • 保証回数(2回目以降も対象か?または上限はあるか?)

上記に加えて、万が一購入した中古車が故障した場合の対応についても確認しましょう。故障した際に、車両はどこに持ち込む必要があるのか?故障車を持ち込むまでの運搬費用は誰が負担するのか?細かい点ですが、事前に確認する事でトラブル防止に繋がります。

 

 

中古車購入時の「自賠責保険」と「自動車保険」はどうする??

さて、中古車選びに大切なポイントをお伝えしましたが、実際に中古車を購入する際に検討が必要なのが保険です。

自動車保険には強制保険(自賠責保険)と任意保険の2種類があります。

すべての自動車に加入義務があり強制加入となる自賠責保険は、中古車でも同様に加入が義務付けられております。

中古車に車検が残っている場合は、自賠責保険も加入済みの状態ですが、名義変更が必要となります。販売店で通常の手続きを踏んでいれば、車の名義変更と同時に自賠責の名義変更もされるため問題ありません。(念のため販売店に自賠責の名義変更について確認するとより安心です)

自賠責保険については以下のブログにてご説明をしております。

任意保険については、ご自身でどこで加入するか検討が必要です。車は車のプロであるディーラーや販売店で購入するのと同じ様に、保険も保険のプロである代理店で加入する事を強くオススメします。

中古車を購入した際、自動車保険(任意保険)で検討すべきポイントは以下のとおりです。

 

車を乗り換える場合は、車両入替のお手続きを行う

車を譲渡・廃車してすぐに中古車を購入する場合、車両入替という手続きができます。

自動車保険には等級制度があり、切れ目なく継続することで事故がなければ1年毎に安くなっていきます。ですが期間の途中で解約すると、それまでの期間がリセットされて、新しく契約してから1年間になります。

ですので、等級の進行を遅らせないためには、車両入替の手続きを行いましょう。

車両入替の手続きは元々加入している代理店で行います。様々な理由で代理店を変えたい場合は、車両入替の手続きができません。等級進行にデメリットがありますが、一度元の契約を解約してから再度契約する手続きを行いましょう。

 

自動車保険で契約が出来るサブスク型のドライブレコーダーを検討する

今や新車ではドラレコ装備が標準になってきてますが、中古車はドラレコが付いていない事やドラレコ自体が古い場合もあります。

ドラレコ自体の耐用年数は一般的に海外モデルが1~2年、国産モデルが3年になっているのが一般的にです。最近では温暖化による猛暑などの影響により突然ドラレコが壊れるケースも多発しております。

中古車を買ったのにドラレコが付いてない、付いていたけどすぐ壊れた等のトラブルを回避するために、ドラレコの付け替えも検討するのはいかがでしょうか?

自動車保険のオプションには、ドライブレコーダーのレンタルサービスがあります。つまり、毎月定額の料金を支払う事でドラレコを付けられるので、例えるなら『サブスク型のドラレコ』です。

保険会社のドラレコにはメリット・デメリットがもちろんあるので、ご自身のカーライフに合わせて検討してみましょう。

メリットデメリット
事故があった際に自動的に保険会社へ通知され、ドラレコを介してオペレーターと直接話す事が出来る。保険料が毎月掛かる。事故時に保険会社と通信する機能も含まれているので、市販のドラレコと比べると割高となる。
警察や救急車などをオペレーターが代行手配し、保険会社への事故報告ややり取りが円滑に出来る。ドラレコ付きのプランを提供している保険会社が限定される。ドラレコの機種が選べない。
ドラレコが故障しても、無料で交換が出来る(但し取り付け自身で対応する必要あり。工場などに取り付けを頼む場合は自己負担)解約時にドラレコをご自身で返却する手間がかかる(未返却や紛失した場合は、違約金を支払う可能性がある)
危険な運転をした際にアラートを出す設定や、運転特性などを分析したレポートの表示が出来る。(運転特性スコアが良い場合は自動車保険が割り引かれる保険会社もある)危険運転を知らせるアラートが頻繁に鳴ってうるさい。また、レポートを出力する場合は走行データを保険会社に共有する必要がある。

 

 

新しいカーライフの形。車のサブスクを検討してみる。

上述したとおり、中古車を購入する際は様々な注意点や手続きが必要です。また、車検代や故障時の一時的な支出や、保険や税金の定期的な支出、そして手続きの手間などもあるため、車の購入が億劫になる方もいるかと存じます。

そこでオススメなのが、サブスク型の車所有(カーリース)です。

「サブスク」と「リース」の違いは厳密に言うと定義や意味合いは異なりますが、サブスクは一般的にサービスやデジタル商品(動画や音楽など)の提供を【受ける】ことを言います、リースは物理的な製品(OA機器、重機など)を【借りる】事を指します。

他にも契約期間や内容など、異なる点はありますが『毎月定額を支払う事で利用する』という意味では同じです。

弊社では「SOMPOで乗ーる」というサービスを取り扱っております。大きなメリットは3点です。

  • 【メリット1】クルマ代は使う分だけのお支払い。クルマ代全額を支払う必要なし
  • 【メリット2】月々定額だから急な出費の心配なし。頭金や初期費用もゼロ円
  • 【メリット3】税金や車検代、メンテナンス代など、必要経費は全てコミコミ

急な出費や税金の支払いが面倒な方には魅力的なサービスではないでしょうか?

 

もちろん注意点もあります。ここでは3点ほど注意点をご紹介します。

  • 【注意点1】リース期間中の解約には中途解約金が発生する場合がある(プランや契約内容によって異なる)
  • 【注意点2】解約時の車両状態によって、リース契約終了時に「残価精算」が発生する場合がある。
  • 【注意点3】クルマを現金で購入をした場合の総支払額(維持費も含む)と、カーリースでの利用金額合計は、現金より高くなる可能性がある。

上記の注意点を理解した上で、カーリースを利用しましょう。

なお、SOMPOで乗ーるでは法人や個人事業主の方でも利用が出来ます。また、リース料は全額損金計上が可能となるので是非ご検討ください。

 

ビッグモーター問題から中古車販売業者への不信感が高まっているかと存じます。中古車を購入するにしても、カーシェアーを利用するにしても、ご自身で一定の知識を持った上で業者と交渉する事が大切です。

また、ほとんどの中古車業者や整備工場は清廉潔白なお仕事をしております。弊社がご紹介出来る業者様は全て信頼できるので、中古車購入や修理、そして何より保険についてはセフティーまでお気軽にご相談下さい。

 

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