Blog
2025年度FD宣言KPI結果報告と2026年度FD宣言について
取組・実績
金融庁が定める「顧客本位の業務運営に関する原則」では、金融事業者に対し、顧客に対して誠実かつ公正に業務を行い、適切な金融サービスを提供することが求められています。
同原則では、顧客本位の業務運営を実現するため、金融事業者に対して次のような対応が必要であるとされています。
・ 顧客本位の業務運営を実現するための明確な方針を策定・公表すること
・ 当該方針に基づく取組状況を定期的に公表すること
・ 当該方針及び取組内容について、定期的な見直しを行うこと
(参考:顧客本位の業務運営に関する原則[PDF] – 金融庁)
このうち、「顧客本位の業務運営を実現するための明確な方針の策定・公表」が、いわゆるFD(フィデューシャリー・デューティー)宣言に該当します。
※フィデューシャリー・デューティー(Fiduciary duty)とは、直訳すると「受託者の忠実義務」「信認を受けた者が履行すべき義務」を意味します。
2026年度を迎えて、2025年度のFD宣言に基づくKPI(重要業績評価指標)の結果をご報告するとともに、2026年度のFD宣言の内容についてご案内いたします。
目次
2025年度FD宣言のKPI結果報告

【方針1】お客様の最善の利益の追求
お客様の声を活かした業務運営
| KPI(重要業績評価指標) | 目標 | 結果 |
|---|---|---|
| お客様の声(苦情、お褒め、ご意見)を収集 | 年50件 | 達成(計81件) |
| お客様の声について改善や再発防止策を策定し毎月社内で共有 | 月1回 | 達成(計12回) |
当社では、「お客様の声」(苦情・ご意見・お褒めの言葉等)を随時収集し、毎週金曜日に改善策や再発防止策の検討・策定を行っています。
これらの内容は、月1回の全体会議の場で社内へ周知するとともに、具体的な改善行動へとつなげることで、業務品質の向上に継続的に取り組んでいます。
2025年度は、お客様の声の収集件数が目標50件に対して81件と大きく上回る結果となりました。また、収集したお客様の声については、当社ホームページにて統計や傾向を公表しております。
【2025年度】お客様の声について(総括とご紹介)| 株式会社セフティー
今後も、お客様からいただいた声を重要な経営資源として位置づけ、全従業員で共有・活用することで、お客様の最善の利益の追求と、安定したサービス品質の確保に努めてまいります。
【方針2】利益相反の適切な管理
内部監査とコンプライアンス研修による適正な業務運営
| KPI(重要業績評価指標) | 目標 | 結果 |
|---|---|---|
| 内部監査(第三者機関に依頼)の実施 | 年1回 | 達成(2025年7月実施) |
| コンプライアンス研修の実施 | 月1回 | 達成(計12回) |
当社では、利益相反の適切な管理および法令遵守の徹底を図るため、内部監査およびコンプライアンス研修を通じて、適正な業務運営の確保に努めています。
内部監査については、第三者機関(日本創倫株式会社)に依頼し、年1回の監査を実施しています。2025年7月8日に実施し、「優良」最上位ランクAの認定を受けました。
保険代理店内部監査を外部監査機関に依頼し最上位A評価を頂きました!【2025年8月更新】
これにより、業務運営の適切性や内部統制の状況を客観的に点検し、必要に応じて改善・是正を行う体制を整備しています。
また、コンプライアンス研修については、全従業員を対象として月1回実施し、法令遵守や不適切事案の未然防止に向けた知識・意識の向上に取り組んでいます。研修内容については、実務に即したテーマを取り上げるとともに、理解度の確認も行いながら定着を図っています。
これらの取組により、2025年度は「内部監査 年1回実施」「コンプライアンス研修 月1回実施」のKPIをいずれも達成しました。
今後も、内部監査およびコンプライアンス研修を継続的に実施することで、利益相反の適切な管理と法令遵守の徹底を図り、お客様に対して公正・誠実な業務運営を実現してまいります。
【方針3】重要な情報の分かりやすい提供
意向把握と重要事項のご説明
| KPI(重要業績評価指標) | 目標 | 結果 |
|---|---|---|
| セールスプロセス(意向把握、重要事項の説明含む)沿ったロープレ実施 | 月1回 | 達成(計12回) |
当社では、お客様一人ひとりのご意向やニーズを的確に把握し、その内容に基づいた保険商品およびサービスのご提案を行うとともに、重要事項について分かりやすく丁寧にご説明することに努めています。
具体的には、意向把握から商品提案、重要事項のご説明までを一連の「セールスプロセス」として整備し、全従業員が統一した基準のもとで対応できる体制を構築しています。
また、このプロセスの定着および説明品質の向上を図るため、意向把握および重要事項の説明を含めたロープレ(模擬演習)を月1回実施し、実務に即した形で継続的なスキル向上に取り組んでいます。
2025年度においては、当該ロープレを計画どおり月1回実施し、KPIを達成しました。
今後も、お客様にとって分かりやすく、誤解のない説明を徹底するとともに、意向把握から提案・説明に至るプロセスの質を高めることで、お客様本位の業務運営の実現に努めてまいります。
【方針4】お客様にふさわしいサービスの提供
専門知識の習得・資格取得によるサービス品質向上
| KPI(重要業績評価指標) | 目標 | 結果 |
|---|---|---|
| ファイナンシャルプランナー配置 | 4名配置 | 達成(各4名配置) |
| 損保トータルプランナー配置 | 4名配置 | 達成(各4名配置) |
当社では、お客様にふさわしいサービスを提供するため、従業員一人ひとりの専門知識の向上および資格取得の推進を通じて、サービス品質の向上に取り組んでいます。
保険をはじめとする金融商品は専門性が高く、適切なご提案を行うためには、常に最新の知識と高い理解力が求められます。そのため当社では、資格取得支援や社内での知識共有を通じて、従業員のスキル向上を継続的に図っています。
具体的には、ファイナンシャルプランナーおよび損保トータルプランナーの資格保有者をそれぞれ4名配置し、専門性に基づいたご提案体制を整備しています。
2025年度においては、当該資格保有者数の配置についてKPIを達成しており、専門知識を有する人材による安定したサービス提供体制を維持しています。
今後も、専門知識の習得および資格取得の推進を継続し、お客様の多様なニーズに的確に対応できる体制を強化することで、より質の高いサービスの提供に努めてまいります。
【方針5】従業員に対する適切な動機づけの枠組み等
計画的な会議と研修の実施
| KPI(重要業績評価指標) | 目標 | 結果 |
|---|---|---|
| FD宣言や事業計画の各種指標について確認と共有を行う全体会議の実施 | 月1回実施 | 未達成(計11回) |
| 業務知識(保険・金融)の向上に資する研修の実施 | 月1回実施 | 達成(計12回) |
当社では、お客様本位の業務運営を実現するため、組織全体で方針や目標を共有し、従業員一人ひとりが主体的に行動できる体制の構築に取り組んでいます。
その一環として、FD宣言や事業計画に基づく各種指標の進捗状況について確認・共有を行う全体会議を月1回開催し、組織としての方向性の統一および課題の早期把握・改善につなげています。
また、業務知識(保険・金融)の向上を目的とした研修を月1回実施し、最新の制度改正や商品知識の習得に加え、実務に即したテーマを取り上げることで、従業員のスキル向上を図っています。
なお、業務知識の向上にあたっては、保険会社に研修を依頼し、保険会社の社員が講師となり直接指導を受けることで、実務に直結した知識の習得に努めています。
2025年度においては、年間12回の研修実施を目標として取り組んでまいりましたが、1社の保険会社から諸事情により一部研修の実施が叶わず、最終的に11回の実施となりました。
当該未実施分については、社内での補完や別機会での実施を検討するなど、知識習得の機会確保に努めております。
今後も、計画的な研修の実施および外部機関との連携を通じて、継続的な知識向上とサービス品質の確保に取り組んでまいります。
2026年度のFD宣言とKPIについて
2026年度 FD宣言の改定について
当社では、2026年度に向けてFD宣言の内容について見直しを行い、一部改定を実施いたしました。
今回の改定は、近年の保険業界における不適切事案(プルデンシャル生命保険の不祥事など)や、2026年6月の保険業法改正の動向を踏まえ、より一層顧客本位の業務運営を徹底することを目的としております。
特に、保険業界においては不適切な募集行為や利益相反に起因する事案が社会的な関心を集めており、募集プロセスの透明性や適正な管理体制の重要性が改めて認識されています。
また、2026年6月施行の保険業法改正においても、顧客の最善の利益を重視した業務運営や、比較推奨販売・利益相反管理の高度化が求められており、金融事業者に対する要求水準は一層高まっています。
こうした環境変化を踏まえ、当社においてもFD宣言の内容を見直し、募集管理体制の強化、説明の充実、利益相反の適切な管理などについて、必要な修正および補強を行いました。
なお、具体的な修正内容については、以下のFD宣言(50~51ページ)をご参照ください。
今後も、法令改正や社会的要請を踏まえた継続的な見直しを通じて、お客様本位の業務運営の実効性向上に努めてまいります。
2026年度セフティーFD宣言
お客様への約束(お客様本位の業務運営方針の取組方針・取組状況について)【PDF:3.1MB】
2026年度 FD宣言KPIついて

当社では、FD宣言に基づく取組の実効性を可視化するため、KPI(重要業績評価指標)を設定し、定期的にその達成状況を確認・公表しています。
2026年度のKPIについては、2025年度から内容の変更は行わず、引き続き同一の指標を設定しています。
これは、各KPIについて単に設定するだけでなく、継続的に運用し、その達成状況を検証・改善につなげていくことが重要であると考えているためです。
また、前年度(2025年度)においても一定の達成状況が確認できており、現時点において指標としての妥当性があると判断しています。
そのため、2026年度においては現行のKPIを維持しつつ、各取組の実効性や改善状況を引き続き確認し、必要に応じて見直しを検討してまいります。
今後も、KPIの継続的な運用を通じて、顧客本位の業務運営の定着および更なる品質向上に努めてまいります。
当社FD宣言と金融庁が定める「顧客本位の業務運営に関する原則」との対比表
| 金融庁の原則 | 当社FD宣言の方針・取り組み |
|---|---|
| 【原則1】 顧客本位の業務運営に関する方針の策定・公表等 | 【方針1】 主な取り組み(1)の「お客様本位の業務運営徹底」 |
| 【原則2】 顧客の最善の利益の追求 | 【方針1】 お客様の最善の利益の追求 |
| 【原則3】 利益相反の適切な管理 | 【方針2】 利益相反の適切な管理 |
| 【原則4】 手数料等の明確化 | 【方針3】 主な取り組み(4)の「手数料と特定保険商品の適切な情報提供」 |
| 【原則5】 重要な情報の分かりやすい提供 | 【方針3】 重要な情報の分かりやすい提供 |
| 【原則6】 顧客にふさわしいサービスの提供 | 【方針4】 お客様にふさわしいサービスの提供 |
| 【原則7】 従業員に対する適切な動機づけの枠組み等 | 【方針5】 従業員に対する適切な動機づけの枠組み等 |
掲載・更新年月日:2026年6月11日更新
当社FD宣言と金融庁「顧客本位の業務運営に関する原則」との対応関係表【PDF】
関連記事


